書評レビュー東大生ブログ 右往左往 [Thinking]環境
QLOOKアクセス解析

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

他の東大生のブログは東大生の人気ブログ集 から

web拍手
本エントリーがほんの少しでもお役に立ったなら、クリックお願いします!↓
 

環境とは何か?(2)

前エントリーでも書いたが、今のところ、環境保全をすることの妥当な根拠はまだ存在しない。

広義の環境とは、各構成要素が有機/無機的なつながりによって作用しあい、システム全体として周囲の生態系に様々な価値を提供するものである。

環境が人間に提供する価値とは、
・資源
・系の安定性
・食料
・景観
などである。

ここで、簡単な思考実験をしてみる。

木と全く同様の機能を持った機械が完成したとする。
CO2を吸収・固定化し、O2を大気中に排出する。地中にしっかりと根を下ろし、土壌の流出を防ぐだけでなく、鳥の生息地を確保し、定期的に草食動物へ栄養を供給する。
見た目の悪くない。
しかも、半永久的にその価値を提供し続ける。

こんな機械があったら、本物の木は必要なくなるか。

おそらく、大部分の人にとっては、そうだろう。
ほとんどの人間にとって、環境保全は必要性に依拠するものだからだ。

つまり、環境とは何かを社会的に定義すると、それは上にあげた価値である。
内在的な価値ではなく、系のアウトプットとして定義されるものである。

人間は、自身の存在が本質的に定義されうるものとして考えられることが普通だが、環境に関しては、同様のコンテキストで語られることはない。なぜなら、それが定義されるのは価値としてのみだからだ。
環境は、それ自体、なんでもないのだ。

おそらく、”環境学”と名がつく学問をやっているほとんどの研究者が追っているのは、このアウトプットの部分だけだろう。
それが悪いこととは思わないし、高尚な目的を持って研究している人もたくさんいるのは事実だ。

ただ、自分は、その姿勢が真に目指すべきものだとは思わない。
価値が満たされたときに、人間が環境危機を克服したその瞬間に、人間は、自らが生かされているということを忘れるだろう。そのとき、地球環境は真の意味で崩壊するだろう。

自然の美しさ、地球環境の力強さ、温かさ、そんな有機的な輝きに強く見せられる、それが自分の原点であり、変わらないものだと思っている。

環境に本当の意味でコミットするという意志、環境問題の解決者にとって大切なのは、そういうところだと思う。


次エントリ-(3)

他の東大生のブログは東大生の人気ブログ集 から

web拍手
本エントリーがほんの少しでもお役に立ったなら、クリックお願いします!↓
 

環境とは何か?(1)

環境とはなにか。

それをなぜ守るのか。

環境学に長年携わってきた者として、少なからずこのことを考えてきた。

答えはわかっている。

環境とは、、



なんでもないのだ。


そして、それを守るべきという妥当な根拠は、ない。

理由はいくつもある。ここですべてを述べる事はしないが、少し書いておきたい。

高い視座から見てみる。
地球は、環境を守ることを望んでいるか。
答えは、Noである。地球は何も語らない。

少し視座を低くして、地球上の生物はそれを望んでいるか考える。
人間以外の生物に意思があるか、それは難しい問題だが、望んではいなさそうである。
DNAに組み込まれた生存本能は確かにあるが、それとこれとは別問題。

では、人間にとってはどうか。
人間は、生存することを望んでいるだろう。世代間の分配(将来世代の幸せを願っているか)を考えるとそうとも言い切れないが、ここではそう仮定しておこう。
唯一、人間にとっては環境を保全する妥当な理由があることになる。

つまり、環境を保全するというモチベーションを持っているのは人間だけなのだ。

ここで、人間の所有物ではない環境を、人間だけが望んでいるという理由で保全してもいいのか、という問いが生じる。
人間が破壊したものだから、人間が守るべきである、という主張がある。
そんなルールいつ決まったんだ、という感じである。
環境を破壊すること=悪、と定義するのも、所詮は低い視座である人間の視点にすぎない。

上記より、環境を保全すべき、という主張は、必ず人間のエゴに帰することになってしまう。

その上で、エゴに従って環境を保全することの是非は、未だ判断できないと言っていいだろう。
現代の哲学では、この問題を処理しきれていない。
1000年後、2000年後には、人間の知がその高みに登るかもしれない。

次エントリーへ続く

他の東大生のブログは東大生の人気ブログ集 から

web拍手
本エントリーがほんの少しでもお役に立ったなら、クリックお願いします!↓
 

食品リサイクル

食品リサイクル事業というものがある。
製造、小売り、外食産業なんかからでた食品廃棄物を回収し、発酵させて、それを飼料・肥料として農家などが使うというビジネスモデルだ。
民間企業で成功している所は、農家がさらに生産物を小売りなどに売るというループが出来ていることが多い。

現状では、単一の食品を扱う製造など川上の方が、ごちゃ混ぜになっている外食よりもリサイクル率が高いようだ。

発酵処理自体はシンプルなもので、成功するかどうかは、どれだけ域内の流動性が確保できるかにかかっていると思う。
他の東大生のブログは東大生の人気ブログ集 から

web拍手
本エントリーがほんの少しでもお役に立ったなら、クリックお願いします!↓
 
"水の流れの音と梢のそよぎに寝かしつけられるようにして、ぼくたちは眠りに落ち、そして、世界が若返った夢を見るのだ。"
- J 「ボートの三人男」
プロフィール

本棚のアウトソーシングに成功しました。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
Lc.ツリータグリスト
検索フォーム
FC2カウンター
RSSリンクの表示
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。