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書評:イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

安宅和人 著

本書は、戦略系コンサルティングファーム、神経科学、そして有名IT企業と他分野にわたる異色のキャリアを歩んできた著者が、しかし首尾一貫して実践してきた知的生産の技術を余すところなく説明した本である。

知的生産≒問題解決についての書籍は今となっては星の数ほどあるが、本書の出来はそれら類書と比較して突出している。
イシュー、すなわち”本当に解くべき問題”を設定し、具体的な分析レベルまでそれらを分解して、そのそれぞれに仮説を立てる。実際に作業・分析に取り掛かる前にこれらのプロセスを踏む事の重要性を、著者は繰り返し述べる。そしてその各プロセスの意味合いや具体的な思考方法について、一歩一歩丁寧に説明していく。

本書が類書よりも優れている点として、内容の明晰さと深さが絶妙なバランスで両立している事が挙げられる。内容がすっきりと構造化されていて、文章も平易で読みやすい。そして本質的な論点に触れながら、実践を目指す読者にとってかゆい所にも手が届く内容となっていると思う。実際の分析におけるチャートのパターンや、プレゼンのスライド作りにまで踏み込めているのは良かった。

仕事だけでなく研究活動に従事する読者にも配慮された内容となっており、また、上記の思考過程に関する神経科学の視点での考察も散見されて、とても興味深かく読み通せた。

個人的には、”最もバリューが高いサブイシューから先に手をつけ、本当に答えが出るかどうかを見極めてしまう。”という部分が示唆に富んでいると感じた。

学ぶ所が非常に多く、値段以上の価値を得ることができた。これ系の書籍の中ではここ数年間で一番の良書であると言えるのではないか。

星6つ。

<章見出し>

序 この本の考え方-脱「犬の道」
1 イシュードリブン-「解く」前に「見極める」
2 仮説ドリブン(1)-イシューを分解し、ストーリーラインを組み立てる
3 仮説ドリブン(2)-ストーリーを絵コンテにする
4 アウトプットドリブン-実際の分析を進める
5 メッセージドリブン-「伝えるもの」をまとめる




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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

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