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Where is OBAMA’s AMERICA??

11月2日に開票が終わった米中間選挙は、民主党の歴史的大敗で幕を閉じた。

一夜明けた3日のホワイトハウスでの記者会見で、オバマ大統領は超党派の協力のもと経済対策に取り組んでいく姿勢を強調したが、自ら責任を認めるコメントも見られ、敗戦によるショックは非常に大きいものだろう。


彼の近視眼的な経済政策がアメリカ経済における地盤沈下のごとき失業率の増加を止められないことは就任当初から想像はついたわけだが、彼に過度の期待を寄せていた人が国民の大半を占めたという事実、そしてその熱狂ぶりは、忘れようにも忘れられない。遠く海を隔てた日本ですらそうだったのだから。

当ブログでは、当時からオバマの政策に懐疑的な内容の記事を上げていた。(→沈みゆくオバマのアメリカ
彼が大国のリーダーとしてうまく機能していないことに何回か言及している。


そういう経緯があったからこそ、思う事がある。
今回彼に対して国民から突き付けられたNO MORE OBAMAの声は、しかし少しだけかわいそうなものであると。


彼の”失敗”は初めからある程度想定できるものだったにもかかわらず、起きうる悲観的なシナリオを誰も彼に教えてあげることをしなかっただけでなく、ただ褒めちぎるばかりだったからだ。空虚で(今となっては)悲哀漂う偶像を作りだした国民とメディアによって「裸の王様」に仕立て上げられた彼に、もはや真理の声は届かなかっただろう。


バイタリティに溢れ、明るい未来を感じさせるトップを、我々は求める。それはほとんど本能的と言ってもいいぐらい強い欲求に思える。つまり、群れの存続を強いリーダーに求める動物たちのような。


我々がヒトではなかった頃、これはある程度妥当な選択だった。体つきが良く、声が大きく、強いリーダーとしての外見的特徴を持った個体は、大体において強かった。そんな個体に群れの命運を委ねることは、全く当然のことだったはずだ。

だが、リーダーの責務が複雑化し、その条件がもはや我々の感覚与件で捉えられる範囲を越えた現代においては、そういった群れのメンバーが持つ印象は、哀しき偶像に過ぎなくなった。


強そうなリーダーが選ばれ、英雄に仕立て上げられ、無残に散っていく。そしてまた、新たなリーダーが選ばれる。これは多くの国で起こっている事であり、日本はもちろんその筆頭である。


人間は一生この閉じた輪をぐるぐる回り続けるのだろうか。

今回の経緯を、日本ではなく遠い国の出来事だからこそ客観的に見ることができた立場としての感想は、なんとも悲痛なものだった。

そしてオバマもまた、その閉じた輪のただ1周分を担って消えていく1人に過ぎないだろう事を考えながら、我々はこれまでと変わらない日常 -世界を重く覆っている不況という空気 -を消費していくのだろう。
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本当に政治って非情な世界だなって思う今日この頃です。政治家にはなりたくないなあなんて思うこともあります。

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>とらさん

政治家は色々大変だと思います。
"水の流れの音と梢のそよぎに寝かしつけられるようにして、ぼくたちは眠りに落ち、そして、世界が若返った夢を見るのだ。"
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