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いいメモ術を模索する

メモ術を確立しようと思い立った。

何があった訳でもないが、今後の必要に備えて。

思えば、これまで生きてきてメモを取った事はほとんどない。

講義のノートテイクは板書ありきだし、授業自体ほとんど真面目に聞いたことが無いので、人の話をそのまんまメモするという場面に出会う事は希少。特別書くのが早いわけではなく、たまーにあるメモ必須の場面では、いまいち有効なメモを取れていなかったような記憶がある。

それに加えて、字の汚さ。これが結構クリティカル。スピードを追求しようとすると、とたんに判別不可能になってしまう。


そんなこんなで、メモを取った事がほぼ無い自分が、どうやって効率的にメモを取っていけばいいのか。
これから色々と本を読みながら方法論を整理していくつもり。


そもそもメモとは、重要な情報を後に再現できるように、一時的に紙面にストックしておく行為に他ならない。

保存しておきたい元情報は、文字ベースである事もあれば、音声や映像など五感全てをフルに使って獲得したものだ。さらに言えば、その場の空気感や自分の思いつきといった、第六感にほど近いものもある。
つまり、これだけ多岐にわたる情報を自らの記憶に繋ぎとめておくために、文字情報(+図)に落とす事が、メモのメモとしての役割である、と言う事だ。
当然ながらこれは凄く難しい。


ごくごく一般的に、以下では他者の話の内容をメモする状況に話を限定しよう。

メモを取る目的は重要な情報を後に再現する事だったから、ここでの理想は、全ての文脈と空気感を全て記述したメモこそが最高のメモと言う事になる。
※メモの目的として、「得た情報から示唆を得る」というのもあるから、全てを記述するのは間違いと言う指摘もあるが、本エントリでは、メモの役割としての(記述)→(編纂)→(示唆)のうちの記述の部分のみを”メモと言う行為”として論じる。

しかし、相手が話している間に全ての言葉をメモする事が不可能という時間的制約があるから、これは夢物語である。というか、相手の話の全部が全部、メモするほど大事な部分ではないだろう。当然、重要と思う部分だけメモする事になる。


いや、本当にそれでいいんだろうか。

さて、ここでテクストとコンテクストという話をしておこう。
言葉と文脈、とでも訳そうか。

特定の言葉/文が価値を持つためには、文脈が必要である。

例えば、「犬」という言葉はそれ単独では価値を持たない。情報価がゼロの状態。

それが特定の単語群と結び付いて初めて、特定の状況を指示する。有価値の第一段階は、ひとまず「文」であると言えるだろう。

「あの犬がさっき走った」、もしくは、「犬 走った」というメモがあって初めて、メモとしての役割が果たせている。

大体の人は、文の単位でメモを取る。もしくは、文の代わりに単語、句をメモする事によって文を”目指す。”有価値の最小単位が文である以上、単語単位でメモを取っていても、脳内では文を想起している。

文も、文同士で有機的な繋がりを持っている。文がまとまって段落となり、その集合が文章になる。そのすべてが文と言う最小単位の意味連鎖の中で繋がりを持って存在している。他の全ての部分によってある文の意味は決まり、他から独立した情報価を持った文は存在しない。

つまり、文単位でピンポイントのメモを取らざるを得ない我々が失っている情報は限りなく大きく、単独で「重要な情報」と呼べる記述はあり得ない、という事だ。

原理的に、”メモするべき相対的に重要な言葉”なんてものは無い。どの言葉もメモするべきものであり、そうしなければ価値は無い。

単語ベースで想起できる記述なんてたかが知れてるし、人間は捉えきれない(個人が恣意的に重要ではないと判断した)細部は一瞬で忘れるものだ。

だから、「メモを取る」という行為は、原理的に不可能性に挑む行為であり、正解は存在しない。


じゃあどうするか。

それをこれから考える。
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No title

ICレコーダーでいいんじゃないでしょうか。

Re: No title

>いかりやビオランテさん

コメントありがとうございます。

録音は時間コストがかかるのと、元の情報の完全な録音を行ったとしても全過程のどこかで必ず情報の圧縮・整理というプロセスが入るので、結局メモより優れた方法にはなり得ないと思います。

まぁ単線的に時間に追われる中での速記の必要性からは解放されますが、もう一度同じ話を聞くのはめんどくさいんで。

No title

なるほど。
私はメモをとりながら話を聞くとどうしても聞く方の集中力が落ちてしまうので、重要な部分はON、重要でない部分はOFFとボタンの切り替えだけで済むICレコーダーで済ませています。
会話の中であれば、相手の目を見ながら話すことが出来ますし、そのときの自分の発言も残すことが出来るのでかなり重宝しています。
まぁ、相手によってはメモを取らざるを得ない状況もあるので、方法論が確立したらご教授下さい。

Re: No title

>いかりやビオランテさん

そうですね、私もメモを取る際には聞く方が疎かになるので困ってるところです。だからいい方法はないかなーと。

確かに、重要な部分だけ録音するというのはいいですね。本記事でも書いたように、私は全体をいかに損なわずに重要な部分だけをメモするかと言う所に力点を置くので、その場でメモを取る事にこだわるつもりです。うまくいけば記事にするので、またコメントよろしくお願いします。

No title

こっちの授業だと単語のスペル確認するのに使う以外あんまり先生は板書しないです。自分の場合、メモというか授業のノートテイキングの話になっちゃいますが記号を結構使います。長い単語は最初の3文字(英語です)ぐらい書いて.つけて省略~とかとか。速記に関しては記号と短縮使いまくれば自分的には楽です。前は日本語でメモとるのめんどくさいのでたまに日本語の授業で英語でノート取ってました。

メモ術であまり有名なのがないのは、日本人ってあんまりメモする習慣ない人が多いみたいっていうのと、結局は自分がどういうシステムでやるかを先に決めないといけないからだと思います。こっちの人の高校の教材にはノートテイキングで使う主な省略記号の例~みたいなのがあって自分のノートテイキングスタイルを身につけろ!みたいなこといわれます。


自分も字がやばいほど汚い上に記号とかで省略しすぎなんで夜ちゃんと何書いたのか見直さないとただのノイズになります。

No title

>とらさん

確かに、記号化と省略は王道っぽいですね。やっぱそこにも手をつけないとだめなのかなー。

瞬間のスピードが求められる時は、字の綺麗さの重要性を身にしみて感じます・・・

No title

>確かに、記号化と省略は王道っぽいですね

そういう意味で記号論理って使えるんじゃないかと思いました。いくつか記号覚えといて損はないかも・・!?

Re: No title

>とらさん

あー、確かにそう言えるかもしれないですね。
論理記号は主に複雑な論理構造を記号化するものなんで、会話中にメモする程度の論理の複雑さでは→とかで十分な気もしますが。
"水の流れの音と梢のそよぎに寝かしつけられるようにして、ぼくたちは眠りに落ち、そして、世界が若返った夢を見るのだ。"
- J 「ボートの三人男」
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