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学生時代に学ぶべきもの

学生のうちに学んでおいた方がいい事がある。

なぜ学生のうちでなければならないか。
記憶力とか体力とかの話ではなく、時間的な制約の話だ。

フルタイムでの仕事がある時には決してできない類のインプットがある、という事だ。
仕事が始まってしまえば当然その内容に沿ったインプットが多く求められるし、自分の好きに使える時間が細切れになる。

なので、目の前にある仕事と直接に関係のない事にじっくりと腰を据えて取り組むという時間は作りにくい。

深く良く学ぶという事は、そのテーマと長時間にわたって向き合い、その全体系を吸収し、思考し尽くすという事だ。細切れの時間で片手間でできるようなものでは決してない。


では、何を?
専門が分化され、情報が氾濫する現代において、いかなる知が我々の生きる道標になるのだろうか。

率直に言うと、テーマはなんでもいいと思う。
自らの興味のおもむくままに、学びたい事を学べばいいと思う。

どんな分野でも、それを学び深めれば、その体系が持つ歴史、法則性から多くの事を吸収できるだろう。

自分が興味を持てる分野から始め、そこから得た知を絶対化(or相対化)していく過程において、知性は育まれる。


確かに、世間では「学び」を強要する向きもある。
○○をやっておくと役に立つ。これからの時代、××ができないとやっていけない。

そのために本を沢山読み、先人たちから教えを請う事が、何にもまして知性を高めるというのは正しいと思う。「頭が良くなりたいけど何をすればよいか。」と問われれば、「多くの書物を読みなさい。」と答える。そこには歴然とした因果性が存在する。

しかし、それは自発的な、自然発露的な好奇心から生じた行為であるべきで、必要からの要請であってはならない。そうでなけば、長続きしないばかりか、真にその対象を学び尽くす事は難しいだろう。

本を読みたくない人は、読まなければいい。その人にとっては、賢くなる以上に重要な事があるのだろう。


知性とは、総合的なものである。真に知性を高めようとする時、そのための最適経路が存在するわけではない。それは、人類が生まれ思考を始めた時から現在まででそれほど大きく変化したわけではなく、特定分野に価値が偏在しているというようなものではないのだ。

入口は必ず部分であり、出口は(全体ではなく)総合である。


自らの心の導きに従い、入口に手をかける。それが最も重要な事であり、学生のうちにやっておいた方がいい事だ。テーマは、なんでもいい。

ただ、英語とかプログラミングとかを習得する事を「学ぶ」と言うのには違和感を感じる。
それらは「習得する」ものであり、極端な話、暗記に過ぎない。それによって知性が高まる事はないだろう。


まぁ、ここで終わるとこの記事の価値がよくわからんと言われそうなので、学ぶべきものについての私見を少しだけ。

あえて言うなら、哲学。
それは決して説明的ではないかもしれないが、深く考える事の意味とその方法を教えてくれる。

そして自然科学。
それは真理の追究の仕方を教えてくれる。人間の知性の限界も。


これらを「学ぶ」には時間がかかる。が、ある程度その全体を理解する事ができれば、どんな表層的なスキルを習得するよりも遥かに”知的”で市場価値の高い人間になっているだろう。ずいぶんと大きな括りである事を許して欲しい。


だが、先に述べたように、これらはあくまで他の選択肢とまったく等価な”部分”に過ぎない。


興味のおもむくままに。

「学び」とは本来、喜びである。
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No title

なるほど、学ぶと習得するとでは全く違うわけですな。
個人的には習得するのってあんまり楽しく感じない事が多いです。
全体を見てから何を習得すればいいかを自分で考えて、それで習得する場合はそこそこ楽しくなりそうな気がしなくもないですけど・・。

No title

そうですね。
学ぶとは、ある種”真理”を求める行為とも言えます。
スキルの習得では、それができないし、する必要もないという感じですね。
だから知的好奇心が湧きづらく、楽しくないのかもしれません。
"水の流れの音と梢のそよぎに寝かしつけられるようにして、ぼくたちは眠りに落ち、そして、世界が若返った夢を見るのだ。"
- J 「ボートの三人男」
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