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科学哲学者 柏木達彦の多忙な夏 科学がわかる哲学入門

冨田恭彦 著


哲学を専門とする著者による、科学哲学(?)入門書。

著者自身がモデルとなっている科学哲学者柏木達彦と女子大生との対話形式で、現代思想の主要なテーマを平易な言葉で語っている。

トマス・クーンのパラダイム論からデヴィットソンによる概念相対主義の批判、ソシュールの構造主義、ローティのエスノセントリズムと、文庫本サイズながらその論旨展開はサクサク進んでいく。


全体的に、議論の外堀を丁寧に埋めていくというよりは、主な思想や議論を分かりやすく伝えることに主眼を置いている。幅広いテーマ設定で、これは知っておいた方がいいという内容だったので、初学者には非常に有益だと思う。

正直、構造主義や言語哲学の基礎知識が全く無くても軽く読みこなせるかどうかは疑問だったが、現代思想の一端に触れるとともに、より深く知りたいと思わせるような内容だった。



今回読んだのは文庫本だったが、文庫化前の原著のサブタイトルにはこうある。

”科学って、ホントはすっごくソフトなんだ”

科学といえども絶対的な事実を追求できるわけではなく、ある理論は必ず他の理論に依拠していて、その全体系はハードなものではあり得ない、と言う事。
当たり前のことだけど、再確認できた。

科学哲学者 柏木達彦の多忙な夏 科学がわかる哲学入門 (角川ソフィア文庫)

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