書評レビュー東大生ブログ 右往左往 有名大学の研究室の実情と、正しい選び方
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有名大学の研究室の実情と、正しい選び方

大学生、特に修士や博士の学生にとって、研究室(ゼミ)配属は大学生活の中で最も大きなイベントの1つだろう。

でもそれと同時に、自分が入る研究室の選択は、最もないがしろにされている事の1つでもある。


少なくとも1年、多ければ何年間も過ごす事になる研究室を選ぶ事は、ともすればその数年間を地獄のような生活に激変させる可能性すら秘めているのだ。
それと同時に、研究室は配属に失敗すれば、後の成長に大きな影を落とす事も珍しくはない。



それにも関わらず、「たった数年間だけだし」と言ってその選択を適当に行ってしまう輩が少なくない。
そして、彼らは今、文字通り地獄を見ているのだ。
そんな例を、何人分も見てきた。


そこで、自分の体験談も含め、良い研究室に配属されて幸せな生活を送るためには何を見ればいいのかを、書いてみようと思う。


研究室選びはジョブマッチングである



上に書いたとおり、研究室選びは紛れもなく重要である。
そしてそれは、大きな光としてその後の人生を照らす可能性をも秘めている。

研究室配属は、就職活動と同じだ。

自分の価値観や夢、人間性を総合的に判断して特定の研究室を選択する。
その研究室が自分に本当にあっているのかを検証し、最終的に配属にまで至る、という流れを踏襲するべきものなのだ。


けっして疎かにしてはいけない。
就活と同じように、本気で選ぶべきだ。

良い研究室、悪い研究室



では、研究室を選ぶ際に、どういう基準で選べばよいのだろうか。

そのために何にも先んじて知っておくべきは、「悪い研究室とはどういうものか」という事だろう。

なぜかって?

悪い研究室の悪い度合いが絶望的に高いからだ

そして、だからこそ最低ラインを死守する事が死ぬほど重要なのだ。

一撃必殺がある以上、まずは防御、と言ったところだ。


じゃあ悪い研究室って、具体的にどんな所なんだろう。

おそらく、次の4つに大別されるだろう。

・束縛が強い
・放置プレイ
・メンバーの仲が悪い
・メンバーがつまらない


基本的には、これらの複合的な結果として研究室の悪質度合いが決定される。
上から順に悪質な度合いが高い要素だと、個人的には思っている。


まず、束縛が強い研究室。
これは結構多い上に、学生生活に重大な支障をきたす、地獄にも等しい研究室の事だ。
その主な特徴と言えば、研究室に鎖でつながれている事だ。
平日の朝から夜までの強制拘束なんて当たり前。休日拘束や山のような学会発表、雑務、挙句の果てには進学強要というE難度の技を軽々と出してくる研究室界のエリートだ。
これによって就職活動が完全崩壊するケースは、少なくない。
こういうタイプの研究室では、教授の独裁政治が行われているケースが多い気がする。

研究をバリバリやりたくて、かつ精神的な強さが僧侶と同じぐらいだ、という人のみがこういうタイプの研究室に向いている。


次に、放置プレイ系。
説明は不要だが、ただただ放置する。
学生は何をすればよいかわからず、指導も十分に受けられない。
基本的に、行った意味が無い。

こういう場合は大抵卒業が簡単だから、嬉しいという人は多いと思うが、そこに重大な損失が隠れている事は後に説明する。


3つ目が、メンバーの不仲のせいで空気が極めて悪いところ。
これもよくあるケースだが、ひどい場合には卒業に影を落とす事もある。
学生同士の問題であればまだいい。社会勉強だと思って耐えればなんとかなる。
教員同士の仲が悪い、これが一番ひどいパターン。
研究内容についての意見が割れると、どちらにも反対できずに永久に結果がまとまらないという最悪の状況に陥る。
研究成果が、なんら正当性のない感情的な議論の犠牲になると言う例は存在する。
これも留年リスク。

最後。メンバーがつまらないor合わない
これはまぁずっといるわけでもないからいいかもしれないが、一応研究室は多くの時間を過ごす事になる場所だから、配属前の学生が思っているよりも重要。
まぁ耐えるしかないが。


研究から何も得られないというリスク



2番目の放置プレイ系の研究室だが、このタイプは結構多い。

教員が自分の仕事に忙殺されている場合、そもそも教育方針として放置の場合があるが、どちらにしても重大な機会損失を計上せざるを得ない。

自分自身、最初は正直こう思っていた。
「教員に教わる事なんてねーよ。どうせ頭いい奴なんてほとんどいないんだろ?」

もともと自学が基本スタイルなために、人に何かを教わったことがあまりなかったし、そんな価値のある事を教えられるほど凄い(本の著者以外の)人がいるとは思っていなかった。

甘かった。
完全に間違いだった。


陰ながら尊敬している人がいる。
頭がいいと言う意味では、実際に会った事のある人の中で圧倒的に一番の人だ。
接触こそ少なかったが、研究の仕方や頭の使い方を含めて色々な事を教わった。
初めて人を尊敬した。(会った事ある中で)

凄い人はいる。他の研究室の教員についても多くの噂を聞いた。

自分の生きてきた世界がいかに狭かったか。
どれほど自分のしょっぱい能力に胡坐を書いてきたか。

それこそ准教、教授とかは熾烈な競争を勝ち抜いてきた知的エリートたちだ。
エース級の教員ともなると、頭の良さも研究への情熱も、半端じゃない。
自分の理想となりうる人に会える可能性は非常に高い。

だから、放置プレイはもったいない。
食らいついて、盗めるものは何でも盗むっていうぐらいの気概を持てば、遥かなる高みへ登るための案内図ぐらいは手に入るだろう。


研究室の賢い選び方



では、どうやって自分にとって幸せな選択をする事が出来るのか。

ありきたりなところをまず言うと、
・自分がどうしたいのかを考える。(研究/遊び/就活etc)
・研究に没頭したい場合、テーマを考えれば一意的に研究室が決まる場合がほとんど。他の条件はもはや関係ない。
・情報を集める。
・選択する。


自分が研究室に何を求めるかをしっかりと把握できていれば、半分以上は決まったようなもの。
テーマの自由度が重要なのか、時間が欲しいのか、仲間が欲しいのか。

さて、どの条件を見るのかが決まったら、後は情報を集めるのみ。

ソースは大体以下の通り。
・HP
・口コミ
・研究室紹介のプレゼン
・研究室訪問(教員/学生)

やはり口コミは相当大事。
大体そのころには周りも色んな情報を持ってるから、聞きまくろう。
これだけで必要な情報の大部分はわかるが、学生部屋へ訪問すれば、緩さとかある程度までは教えてくれる。
本当の事を言ってるかはわからないけどw

上の悪い研究室のパターンを参考にすると、見るべきポイントは、
・自由度
・研究室の全体の雰囲気
・教員の人柄
・個々の学生の人柄



そして、重要な事を付け加えると、教員(特に教授)の知名度と研究室の人数は押さえておくべき。

国立、私立のトップ校には、極めて知名度が高く学生の人気が高い教員が存在し、その研究室の人気も当然高い。
そういう場合に何が起こるかと言うと、人数制限を設けている研究室以外では、人数が他の研究室とは桁違いに多い。
それに加えて、教授が多忙を極めているので(有名な教授は大体忙しい。TV出演とかがある場合も)他の教員に雑務が流れ、教員全員が身動きが取れなくなる。
そのため、学生の指導にまで手が回らなくなり、完全なる放置プレイ研究室が誕生する。

結論から言って、そういう人気が極めて高いところは辞めるべき。
理由は先ほどの通り。


とまぁ大体これくらいしっかりと調べれば、悪い研究室にたどり着く可能性はほとんどないと言っていい。
研究室は、うまく使えば自分を数段階引き上げてくれるほどの力を持つ。
配属前の数年間よりも、研究室の1年の方が価値が高いんじゃないだろうか。



進路に悩む学生が、一人でも多く助かる事を願って。


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研究テーマを与える

会計検査院法第34条の規定による処置要求


エネルギー使用合理化事業者支援補助金の交付について

No title

大学に入学した際に参考にさせて頂きます。
こういった類の情報はなかなか手に入りませんからね・・!

No title

とても参考になりました!
私は北大で環境工学を勉強している学部3年生で、研究室分属を間近に控えております。

「よくこれほど濃い記事を、これほど頻繁に更新できるなあ」と毎回驚いております。これからも更新を楽しみにしております。

No title

>とらさん
ありがとうございます!
お役にたてれば幸いです。

>edmonさん
はじめまして。
コメントありがとうございます!
配属が近いと言う事で、当記事が参考になればうれしいです。
自分も、出身が北海道なので、北大の環境社会あたりには友達がごっそりいます。よくふらふら遊びに行ってましたw
良い研究室に入れるといいですね。

まだまだ他の凄いブログに比べると質も量も劣りますが、楽しみにしていただけるなら、頑張って更新しようと思います。。

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