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映画評:オーシャンズ(OCEANS)はやっぱり凄かった!

オーシャンズ、見に行ってきた!



ただ一言、凄かった。

どうやって撮ったんだシリーズの名に恥じない大作だったと評したい。

撮影期間は実に4年が費やされ、世界50カ国、70回におけるロケを経て完成した本作は、我々が普段知ることのできない未知なる「海」の、息を飲むような生命の躍動を鮮やかに映し出していた。

深い海の不思議な生物の描写にも多くの時間が割かれていたが、やはり圧巻は迫力のある”動”の部分。

100匹もいようかというイルカの群れが猛スピードで泳ぎ、次々と水面に飛び上がる。
全長40メートルを超えるシロナガスクジラが悠々と泳いでいる横で、小魚の群れが台風のように、もしくは群れそのものが1つの生命体かのように動いていく。
砂浜で孵化して一直線に海岸を目指すウミガメの赤ちゃんが、軍艦鳥に次々に食べられていく。

息をもつかせない展開で、時間が過ぎるのを忘れるほどだった。


一方、海の動物たちの華麗なショーの連続の中にも環境破壊に関する問題提起があったりと、感情を揺さぶられる場面も多かった。

乱獲により海の生態系のバランスを壊し、廃棄物の垂れ流しで動物たちの生息地域を狭めていく。
そこには実に強烈なメッセージが盛り込まれていたし、見ていられなくなるような映像もあった。

実際、過剰演出という言葉を使って然るべき場面も多くあり、ドキュメンタリーに付き物の、いたずらに環境保護を唱える非営利団体のような”スタンス”があった。
それが、かくも美しく感動的な映像の中に紛れ込んだ時、ある種の危険性を孕む事は想像に難くない。

その意味でこの映画は、”心して”見なけれならないものなのかもしれない。


ただ、それでも思うのである。

これこそが、映画だと。

巨額の製作費によって我々が覗き見ることが可能になる世界は、トップスター達のハラハラする物語や3Dによる夢の世界ではなく、こんなにも美しく、かつ悲哀が漂うリアルであるべきだと。

人間が知る由もない圧倒的なダイナミクスが生み出した生命の多様性、その一端を感じる機会が与えられた事は、とてつもない幸福だったんじゃないか。
適応、種分化、有機的ネットワーク、カオスの縁。
人間とそれを含む生態系の関わりについて考えるきっかけを与えてくれるのに、十分な役割を果たしているんじゃないだろうか。

映画の力はそこにこそ宿ると、自分は思っている。


誰にでも映画館に出向く事を薦められる映画は、そう多くない。

本作は、その数少ないひとつだと言える。



”それは、ある少年の一言から始まった。
 -「海ってなに?」”

人間も、かつては海だった。
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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

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