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Googleの中国撤退について考える

Googleが中国から撤退するかもしれない。

米中サイバー摩擦に発展 グーグルの検閲撤廃要求
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100115/mcb1001151849029-n1.htm
出典:SankeiBiz


なぜGoogleは、今回このような姿勢を示したのだろうか。
世界を代表する巨人になった今でもまだ、夢見る子供の集まりなのか?
それとも、何かほかの理由がある?

Google亡き後の中国検索市場はどこへ向かうのか、それを知るにはまず、現在の市場動向を見る必要がある。

中国国内の検索エンジン広告市場規模と伸び率の推移


近年は、年+80%で伸びている。恐ろしい。。

この急激な市場全体の伸びとともに、市場のプレイヤーの存在感も大きく増した。

百度。

「ばいどぅ」と読むこの検索エンジンサービスは、中国では言わずと知れた巨大IT企業のもので、ここ10年間のうち国内で最も成長したベンチャーのうちの一つだ。
時価総額は一兆円に迫る勢いである。

市場シェアは、次の通り。


中国の全市場の約3/4を占めている。
そう、圧倒的なのだ。
このシェアと、市場自体の伸びを考えると、全世界の検索エンジン市場において、Yahoo!を抜いて世界第2位に躍り出たのも、当然のことと思われる。


ここで話を戻すと、今回の問題の元となったGoogleは、20%程度のシェアしか持っていない。
Googleがこの市場から抜ければ、どうなるだろう。

Bingが来る?それはない。

最も可能性が高いのは、知名度、シェアともに圧倒的な百度に多くのユーザーが流れると言う事だろう。
そして、今回の騒動を機に、早くも地元のエンジェル投資家達が多くのベンチャー企業と接触をし始めているという話も聞く。
中国のベンチャー企業家は元気がいい。果敢にGoogleが持っていたシェアを奪いに来るだろう。
これまでの百度の機能では満足できなかった人たちの可能性もあるだけに、ここはちょっと様子を見る必要がありそう。

少なくとも、このような圧倒的な独占市場からGoogleが抜けたからと言って、そこまでの大地震が起こるかと言うと、そうでもなさそうだ。

では、このまま存在感を増し続ける百度を放っておいてもいいと、Googleは考えたのだろうか。

確かに、世界シェアでみると相当な力を持っている百度だが、中国以外の市場でのシェアは皆無だ。
百度は、”田舎の大巨人”なのだ。
これから世界の市場で直接的なライバルとなって立ちはだかるとは、今すぐには考えられない。
どこよりもグローバルなGoogleにとっては、中国の1つや2つ、無視しても良かったのかもしれない。

ただ、将来的な10億人市場での20%のシェアは、2億人のユーザーを持つ事を意味する。
現時点のGoogleユーザーは全世界で2億人程度なので、これはお世辞にも少ないとは言えない。
たとえ現時点での中国法人からの売り上げが全社にとって極めて小さいものだったとしても。

個人的には、Googleは本気で中国から撤退しようと思ってはないのではないかと思う。
これは一種の脅しかもしれない。
中国政府の徹底的な検閲によってGoogleが失っている収益は、少なくはないだろう。
この部分に関して何らかの妥協点を見つけて踏みとどまるのではないか。

それでもなおGoogleが中国から撤退したのなら、
それは、かの企業のモットーである、
Don't be evil
を順守するため、と言うだけの話になる。
実に凄い会社だ、と手放しの称賛に値する。

その時初めて、永遠の子供達は新世界の神になるんではないだろうか。

見守っていきたい。
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