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生物と無生物の間

福岡伸一 著

生命の源への大いなる旅  ★★★★★

生命とは何か。
何が生物と無生物を分けるのか。
なぜ私たちは、死んだ貝殻にも生命の輝きを感じるのか。

本書には、これらの問いに対して、分子生物学者としての著者が向き合った過程が示されている。

我々は、動的な平衡状態の真っただ中にいる。
大いなる時間の流れの中で、エントロピーの増大に抗うように秩序を形作ること、それこそが生物を生物たらしめ、そのダイナミズムの中に生命の息吹を見る。

これが、本書における著者の答えである。

人体を構成するすべての分子は流動的で、食事をしたそばから新たな分子と入れ替わっていく。
数ヶ月間会っていない友人に再会した時、そのすべての分子は前に会ったときとは別のものへと置き換わっている。
つまり、分子生物学的には、彼は”別人”という事になる。

この可変性と柔軟性の中で我々が変わらないように見えるのは、複雑な生命のシステムから生み出される、極めてシンプルで美しい
秩序が保たれているからだ。

事実は小説よりも美しい。
生命の縁に立ち、ミクロの世界で巻き起こる事実を目の当たりにすることは、感動以外の何物でもない。
著者の類稀れな文章力と相まって、凡百の文学よりも力強く鮮やかな物語を紡ぎだす本書は、生きるとは何かを考え直すきっかけを作ってくれるだろう。
実験方法などの記載が細かく、なれてないと読みづらい部分もあるが、超お勧め。
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"水の流れの音と梢のそよぎに寝かしつけられるようにして、ぼくたちは眠りに落ち、そして、世界が若返った夢を見るのだ。"
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