書評レビュー東大生ブログ 右往左往 2010年03月
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ソフトな科学とハードな宗教

科学における命題群が成す全体系は柔軟であり、エラー検出・自己修復機能を有する、というのが現代における科学哲学の主要な見解だ。

既存の事実認識の一部に矛盾し、その見直しを迫るような経験論的事実によって、該当部分が修正され、それに合わせて全体が微調整されると言う事だ。


ここで重要なのは、科学は一つの思想体系である、という事。

それは絶対的事実によって支えられているのではなく、「この世界を見るために経験論的・観察的事実を採用します」という”思想”にすぎないという事。


そういう意味で、科学は言うまでもなく宗教の一つだ。
それ自体で完結した1つの思想体系であるという点で、紛れもなく。


では、他の宗教には、自己修復機能は付いているか。

キリスト教が地動説の誤りを認めたのは、ごくごく最近になってから。

多くのマイナーチェンジはあるんだろうけど、目立った修復が成されたというのは聞いたことが無い。


まぁそれも当然だろう。

科学以外の宗教にかけているもの。
ベンチマーク。

自分が間違っているかどうかを判断するための、相対的な比較項目が、世界中どんな宗教にも存在しない。

それは、多分に内的な思想に偏り過ぎているため、実際の世界に目を向ける事が無くなっている。
だから、ベンチマークがない。


そんなものが無くたって、永久に普遍な絶対的事実があるから大丈夫だって?
その考え方は、甘い。甘すぎる。



20世紀は、宗教上の重要な考え方の幾つかが完全に葬り去られた世紀だった。
数学的なアプローチだったり哲学的なアプローチによって、完全に宗教上の主要な命題が否定された衝撃は、現代思想界に大きな影響を与えてきた。

その過程をみると、その論理展開をみると、宗教の全体系を支える根本的な命題が瓦解するのも、時間の問題に思える。

宗教って、すごくソフトに見えるけど、ガッチガチのハードな思想がその根底を支えている。

結局、人間に捉えられないものに、その意味合いに違和感を感じる人は少なくないし、多くの事柄は、絶対的事実であってはいけないんだろう。




科学って、ホントはすっごくソフトなんだ


そうだね

だって

この世界は

ハードでは

いられないから



宗教は

そのハードさゆえに

瓦解する

必ず
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お厚いのがお好き?

フジテレビ出版

分厚い、けれど読まずに人生を終えるのはもったいない名著を、わかりやすくまとめたフジテレビの深夜番組が本になったのが本書。

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都のCO2規制開始

日経電子版より全文転載


都のCO2規制開始 企業、成長との両立探る

 4月1日から国内の先陣を切る形で東京都の低炭素社会に向けた挑戦が始まる。環境確保条例による大規模な工場やビルに対する温暖化ガスの排出規制がスタートし、国内の企業では初めて「削減義務」の洗礼を受ける。一段の省エネなど削減余地を懸命に探る一方、規制を商機に変えようと動く企業もある。ピンチとチャンスが交錯する「春の陣」を追った。

 削減義務の対象は年1500キロリットル以上のエネルギーを使う約1400カ所の事業所。企業は2002~07年度のうちの連続する3年間を任意に選び、その間の温暖化ガス排出量の平均値を基準排出量とする。10~14年度の平均で基準排出量から6~8%の削減を求められ、未達なら排出枠を購入しなければならない。

 国よりも踏み込んで排出量削減を求める内容で、大企業の本社機能などが集まる東京だけに産業界への影響は大きい。

 都内西部の府中市で電機大手2社が条例の網がかかった事業所の二酸化炭素(CO2)削減対策を競うように始めた。




気付けばもう2010年度。

東京都による温対法対象事業所への規制がついに始まる。



事実上、日本誕生以来初めて企業に大規模な環境規制がかかることになる。

日本が低炭素社会に向かって大きな一歩を踏み出すという事になる。


何事も、はじめが肝心。

取引市場がうまく機能するかもまだまだ不透明な部分が多いし、どんなプレイヤーがどういう動きをするのかも気になる所。



注意深く見守っていかないと。
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科学哲学者 柏木達彦の多忙な夏 科学がわかる哲学入門

冨田恭彦 著


哲学を専門とする著者による、科学哲学(?)入門書。

著者自身がモデルとなっている科学哲学者柏木達彦と女子大生との対話形式で、現代思想の主要なテーマを平易な言葉で語っている。

トマス・クーンのパラダイム論からデヴィットソンによる概念相対主義の批判、ソシュールの構造主義、ローティのエスノセントリズムと、文庫本サイズながらその論旨展開はサクサク進んでいく。


全体的に、議論の外堀を丁寧に埋めていくというよりは、主な思想や議論を分かりやすく伝えることに主眼を置いている。幅広いテーマ設定で、これは知っておいた方がいいという内容だったので、初学者には非常に有益だと思う。

正直、構造主義や言語哲学の基礎知識が全く無くても軽く読みこなせるかどうかは疑問だったが、現代思想の一端に触れるとともに、より深く知りたいと思わせるような内容だった。



今回読んだのは文庫本だったが、文庫化前の原著のサブタイトルにはこうある。

”科学って、ホントはすっごくソフトなんだ”

科学といえども絶対的な事実を追求できるわけではなく、ある理論は必ず他の理論に依拠していて、その全体系はハードなものではあり得ない、と言う事。
当たり前のことだけど、再確認できた。

科学哲学者 柏木達彦の多忙な夏 科学がわかる哲学入門 (角川ソフィア文庫)

関連記事:
寝ながら学べる構造主義
「デカルト」「ソシュールと言語学」
神と科学は共存できるか?
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アナログとデジタルの狭間で

12時間表記と24時間表記どちらを使う?


こんにちは!トラックバックテーマ担当の水谷です!今日のテーマは「12時間表記と24時間表記どちらを使う?」です。水谷は、24時間表記で書くことが多いですね。理由は、単純に「午前・午後」を書く手間が省けるから・・・です。これは、水谷だけかも知れませんが24時間表記の方が、見ただけで何時か思い浮かべやすい...
トラックバックテーマ 第928回「12時間表記と24時間表記どちらを使う?」



書くって話だとあんまり面白くないんで、「時計をどちらかの表記にするならどっちを選ぶ?」っていう観点で。


これはなかなか悩みどころ。

選べって言われれば12時間表記だけど、それぞれに一長一短があって、正直迷う。


24時間表記は、1日のうちそれがどの時刻かが一意に決まる。
つまり、12時間表記ではそれぞれの時間が2回ずつ回ってくるけど、24時間表記だとその時刻を指す表記は一つしかない。

でも、その分、午後の時間については、時計を見た瞬間に、それが12時間表記では何時に当たるのかをいちいち計算しなければいけない。毎回頭の中で-12してる。これは結構時間かかる。ゼロコンマの話だけど、結構めんどかったりする。




・・
・・・
これって俺だけ?

じゃ、ないよね。たぶん。

なんでいちいち12時間表記に換算するんだろう。
なんでそっちが染みついてるんだろう。
そもそも、片方だけでしか処理できないのはなんで?
いちいち換算するのはなんで?

ちょっと考えとこう。


んで、12時間表記だと、上の短所がクリアできてるし、まぁ普通の場面では特に混乱する事もないと思う。
文脈でわかるし。午前の話か午後の話かは。

ただ、ここに一つだけ12時間表記のクリティカルな問題がある。

そう、目覚まし機能のことだ。
12時台にセットしたいとき、正午がamなのかpmなのかさっぱり分からない(笑)

自分ちの時計なら覚えればいいけど、色々時計によって違うっぽいし、海外に行ったときとか正直お手上げだ。

そんな事かよって思うかもしれないけど、これにやられたことが何度も・・

まぁ、そんな話。


そして本題。
まえにちょっと考えた事があるテーマ。

アナログ時計とデジタル時計の違いとは。


デジタルとアナログの哲学的意味合い



どっちを使うかを問われれば、断然アナログ。
ビジュアルの力はすごい。


そしてデジタルとアナログの間には、12時間表記と24時間表記以上の深い深い溝があり、本質的な違いがある。


端的に言うと、「連続値」と「離散値」の違い。

アナログは、全ての時間が連続である、というか流れている。
デジタルと違って、2:45:52と2:45:53のあいだには、断絶はない。
そして、終わりと始まりが繋がっていて、全ての時間は連続だ。

デジタルは、それが示す時刻は全て非連続の離散値として表現される。
そこには、表記の最小単位に区切られた時間の小さな枠がいっぱいある。
時間は枠組みであり、今日の終わりと明日の始まりは、繋がっていない。
私たちは、その枠を1つずつ踏みしめながら前へ前へ進んでいく。


これらが示唆するのはどのような考えだろう。

それは、「人生とは何か」、という問いに繋がっている。


アナログは、輪廻転生である。
終わりは始まりであり、我々は無限にループする時間の中に生きる。

過去、現在、未来が混然一体となった「今」のみを表す。

デジタルは、常に消費され、戻ることのない時間を表す。

時間は常に前へ進み、戻ることがない。
今日と明日には繋がりはなく、人生は常に更新される。


デジタルで表された時間は、最小単位に切り分けられ、モノとして扱われる。

ミヒャル・エンデ「モモ」の中で盗まれた時間も、おそらくデジタルの時間だろう。


この観点からどっちを取るかは個人次第だけど、時計そのものと同じく、デジタルの方が現代の思想とフィットしているのは単なる偶然なんだろうか。
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書評「僕秩プレミアム!」  | 彼だけが見る秩序

ヨシナガ 著
★★★★☆

本書は、人気WEBサイト「僕の見た秩序。」管理人ヨシナガ氏の、携帯アプリ配信用コラムを集めたもの。


各記事において扱っているテーマは、普通のブログと同じように何気ない日常の出来事なのだが、それを笑いあり哲学ありの著者独自の斜めの視点から鮮やかに描き出している。

それぞれが軽く、非常に読みやすかったし、色々と新鮮な驚きもあった。


上記の本家サイトは笑いの要素が強いのだが、本書においては人生や社会についての大真面目な考察を見ることができる。


感心するぐらい鋭い切り口の記事が多かったのだが、幾つか具体例をあげると、

・信号がLEDだと、周波数の関係でデジカメに写らない。なので、未来に風景を認識するロボットが出てきた時には信号は認識できなくて困るんじゃないか。
・完全な球体に写った地球の写真は非常に少なく(一部が陰になってしまうため)、我々が目にする丸い地球の写真は大体同じ写真。
・新体操やフィギアスケートにおいて、審査員の評価を上げるために、自分の楽曲の要所要所に観客の歓声を差し込んでおくといい。


って、読み返すと結構トリビア的なやつも多かった。


ヨシナガ氏の凄さとは何か。



ネットの世界に少しでも精通している人間は、彼のHPをこう評する。

”愛すべきバカサイト”


では、総アクセス数1億5千万を誇る「僕の見た秩序。」管理人である”愛すべきバカ”ヨシナガ氏の凄さとは何か。

1.「気付く」力
なんてことないように見える日常の、些細な歪み、違和感を捉える力。
彼の記事から垣間見えるのは、その着眼点の鋭さの裏にある、宝探しの圧倒的な経験値。
そして、それによって支えられた、気付き力。

常に目を凝らし、考え続けた人だけが持ちえる解像度がある。

2.展開力
目の前にある事象をどう解釈するかは人それぞれだが、ヨシナガ氏のそれは、なんと言うか、アクロバティックなのだ。
斜め78°ぐらいから切り込むその論理展開は、斬新かつ面白いものが非常に多い。

一部を見て全体を捉える、思考を逆に振る、本質を捕まえる。
これらの思考方法と面白いアイディアを出す能力が混ざり合って起こる化学反応。

+α.ユーモア
面白い。




著者自身が言うように、これらの考察には深さはない。
主張の説得力も十分とは言えないかもしれない。

ただ、それを補って余りある「何か」をヨシナガ氏は持っていると思う。
(コラムの性質上、そんなかっちりした書きモノができないってのも当然あるだろう)


本書の結びで著者は言う。

だから本書を読んでくださったみなさんには、コラム一つ一つの内容というよりも、

泥臭いネットの世界で、ちょっぴりひねくれた僕が日々感じ取っている空気感

のようなものがほんの少しでも伝われば幸いである。




きっと、僕らが見た世界の秩序と彼が見る世界の見え方は大分違っているんだろう。
僕たちには、本書を読んでその空気感をおすそ分けしてもらう事ぐらいしかできないのかもしれない。
より鮮やかに躍動しているであろう、その空気感を。


最後に、本書の一番最後の記事から引用して終わろう思う。

ヨシナガ氏が虹が動くという事実を発見した高校時代から10年が過ぎ、今でもあの虹に感動できるのか考える場面。
彼ははっきりと、否定する。

確実に失いゆくあのころの気持ち。

今でもきっと雨が上がるたびに、どこかに出る虹に試されているんだろうと思う。

僕の人生そのものが。




僕秩プレミアム! (アフタヌーン新書 004)

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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

今日だけは

D・カーネギー「道は開ける」より抜粋。

これを実践すれば私たちの悩みはほとんど消えさり、フランス人が口にする「生きる喜び」を無限に増大させることができよう。



今日だけは
シビル・F・パートリッジ

1.今日だけは、幸福でいよう。リンカーンは「たいていの人々は、自分で決心した程度だけ幸福になれる」と言ったが、まったく至言である。幸福は内部から生じる。外部のことがらではない。

2.今日だけは、自分自身をその場の状況に順応させて、自分の欲望のためにすべてを順応させることを控えよう。自分の家族も仕事も運も、あるがままに受け入れて、自分をそれに合わせよう。

3.今日だけは、体に気をつけよう。運動をし、身体を大切にし、栄養を取ろう。肉体を酷使したり、軽視することはつつしもう。そうすれば、身体は意のままに動く完全な機械になるだろう。

4.今日だけは、自分の精神を鍛えよう。何か有益なことを学び取ろう。精神的な無精者にはなるまい。努力と思考と集中力を必要とするものを読もう。

5.今日だけは、魂の訓練のために三つのことをしよう。だれかに親切をほどこし、気付かれないようにしよう。ウィリアム・ジェームズが教えているように、修養のために少なくとも二つは自分のしたくないことをしよう。

6.今日だけは、愛想よくしよう。できるかぎり晴れやかな顔をし、おだやかな口調で話し、礼儀正しくふるまい、惜しげなく人をほめよう。他人の批判やアラ探しをつつしみ、他人を規則でしばったり、戒めたりすることをやめよう。

7.今日だけは、今日一日だけを生き抜くことにして、人生のあらゆる問題に同時に取り組むことをやめよう。一生のあいだつづけるとしたら、いや気のさすような問題でも、十二時間ならばがまんできる。

8.今日だけは、一日の計画を立てよう。処理すべき仕事を一時間ごとに書きだそう。予定通りにはいかないかもしれないが、ともかくやってみよう。そうすれば、二つの悪癖 -拙速と優柔不断と縁が切れるかもしれない。

9.今日だけは、たったひとりで静かにくつろぐ時間を三十分だけ生み出そう。この時間を使い、ときには神について考えよう。人生に対する正しい認識が得られるかもしれない。

10.今日だけは、恐れないようにしよう。とくに幸福になることを恐れたり、美しいものを楽しむことを恐れたり、愛することを恐れたり、私の愛する人が私を愛していると信じることを恐れないようにしよう。
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テーマ : 日記
ジャンル : 日記

"水の流れの音と梢のそよぎに寝かしつけられるようにして、ぼくたちは眠りに落ち、そして、世界が若返った夢を見るのだ。"
- J 「ボートの三人男」
プロフィール

本棚のアウトソーシングに成功しました。

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