書評レビュー東大生ブログ 右往左往 2010年03月
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競争均衡理論 - アメリカのプロスポーツの仕組み

以下、引用はすべて、フェラン・ソリアーノ「ゴールは偶然の産物ではない -FCバルセロナ流 世界最強マネジメント」より。

競争均衡理論



アメリカのプロスポーツ界は競争均衡理論に基づいている。
この理論によると、観客の関心によって発生する収益は試合結果の不確実性に比例し、競合するチームの力が近ければ近いほど試合結果の予測は難しく不確実性が上昇する。そして不確実性が一般の関心を呼び、試合が生み出す収益を最大化するのである。



つまり、強さが突出するチームを作らない事で観客はいつもハラハラして試合を観戦出来るから、そっちのが盛り上がるよねって事。

野球、NBA、NHL、NFLなどのアメリカの主要スポーツでは、そういう前提に基づいて、色々な制度が組まれているらしい。


なるほど。良く考えられてるね。

そして、
MLS(=メジャー・リーグ・サッカー)を例にとると、

基本的な取り組みは以下の3つである。
(1)ドラフト
(2)サラリーキャップ制度
(3)収益への平等な参加



(1)は、昨シーズン最下位だったチームから優先的に選手の指名が出来るようになっている。
(2)は、選手・チーム全体での給与の上限を定める制度。これにより、金持ちのチームによる選手の引き抜き、業界としての給与水準の上昇が抑えられる。
(3)は、テレビ放映権等の試合から発生する収益をMLSの統括団体が管理し、各チームに平等に配分する。


結構ガッチガチだよね。

こういう事が、あの世界最高峰のMLBなんかでも行われてるってのにびっくりする。


ふーん。

ってかこれって、、、、


談合、じゃね?


業界全体でグルになって価格を高止まりさせるっていう、アレじゃね??



つまり、観客としては、強いチームが見れないって事だよね。

観客が不利益を被ってるよね。


良く考えられてはいるけど、その前提が本当に正しいのか?って部分がいくつもある。

競争均衡モデルが持つ欠点




たぶん、この仕組みの奥底にあるのは、こんな前提だと思う。

”アメリカは一番である”
ゆえに、
”リーグ全体の強さの底上げをする必要はない”


競争均衡理論を取り入れるにあたってのデメリットは、恐らく2つ。
1.リーグ全体の強さの底上げが行われない
2.突出したチームが育たない



1において、アメリカには世界で屈指のリーグを有しているというおごりがあるんだろう。
先ほどの例でも、野球、NBA、NHL、NFLは、確実に世界一のレベルだろう。
なので、日本みたいに、サッカー好きがwowwowを契約してスペインリーグを見る、みたいな収益の流出が起こらないと思っている。

ただ、将来起こりえる他国のリーグとの競争への対応が出来ないのは当然として、このモデルの大きな問題は、これから成長して世界と伍していくハイレベルなリーグを作れない、と言う事。
サッカーはその良い例。
アメリカのサッカーが世界からシカトされ続ける原因の一部もそこにあるんじゃないだろうか。


2においては、そもそもチーム力の均衡が収益の最大化を生むのかが疑問ってのがある。
やっぱり人って強いチームを見たいんじゃないの?
メジャーで人気あるのもRed SoxだとかYankeesだったりするんじゃないの?

1と同じで、やっぱりアメリカが一番っていう前提に基づいているところに大きな間違いがあるんじゃないかと思う。

また、海外から稼ぐっていう方向性は、このやり方では難しいように思う。
例えば、FCバルセロナは、自国以外から多くの収益を上げるチーム。マンUもそう。
その理由は、すごく強いから。ものすごく。
国内で圧倒してて、世界でも圧倒的に強いから、世界中の皆が見たいと思う。

競争均衡理論に基づくと、世界的に突出した強さのチームは作りにくい。
自国の収益は最大化できるかもしれないけど、それが世界的な最大化とは限らない。
顧客の定義をもっと広く取れば、この戦略はあり得ない。


なんにしろ、この仕組みは完全に今の地位に胡坐をかいてるやり方に見えてしまう。
それで将来失敗するパターン。

なんかこう、アメリカっぽいよねw
そういうと元も子もないが。


ちなみに、本書(引用元)においては、著者はこの仕組みを「サッカーでは使えない」と一蹴している。


それでも重要なあれこれ



でも、このケースを見て、凄く感心した。

ちゃんと考えてるんだ、って。

顧客が金を落とすメカニズムをモデル化し、その中で経験則から最適と思える前提を置いて、それに基づいて戦略を決める。

ザ・マネジメント。

日本って、こういうのちゃんと考えてるのかな。

少なくとも、その形跡は見られないけど。


良い部分は良い部分として吸収したいものだね。


関連記事:
ゴールは偶然の産物ではない

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わかる、使える「論理思考」の本

後正武 著

思考のプロである経営コンサルタントの著者が、論理思考の基礎の基礎を、馴染みの無い人でも難なく読める平易な文章で説明したもの。

全文が先生と生徒の対話形式で、先生が論理思考について教える、と言う形で進む。
構成は、論理思考とは何か、帰納/演繹の説明、論理の限界、という形。


本書は、著書「論理思考と発想の技術」の簡易版と言う位置づけとなっており、内容もほとんどがここの要約となっている。
確かに本書は読みやすく分かりやすいのだが、この「論理思考と発想の技術」自体が十分に分かりやすく、含蓄が遥かに多く、かつ文庫で買える事から、本書の存在意義があまり分からなかった。

まぁつまるところ、これを読んで学びが多いという人は、本当の初学者に限られるのではないか、という話。

お勧め関連書籍:
論理思考と発想の技術
思考・論理・分析  波頭亮 著
(この2冊を読めば、知識として大体のものはカバーできる。両方とも名著。)

学び:
MECEを作る時、足し算で枠を作ったモノに対しても、引き算の考え方で全体からその他を抽出する。

言葉の意味には内包と外延があり、しっかりと意味を定義しながら論理を組む事が必要。
内包がふわふわしているものもある。
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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

送信済みのメールが消去できる狂気のようなアプリ

その名もTigerTextと言う。

自分が送信したメールが、一定期間後に自動的に削除されるものらしい。詳細は不明。


アメリカのベンチャー起業が開発したもので、iPhoneアプリとしてAppStoreに登録されている。

毎日数千人単位で新規登録があり、世界中から問い合わせが相次いでいるようだ。



こんなことできるんだね。
すげー。

要するに、昔テレビでやってたガジェット警部みたいな事だよね。
この手紙は読み終わった後に自動消滅します。って話。


スパイのような気分が味わえるこのメールだが、どう考えても悪い使い方しか想像できない。
浮気相手にメール送るとかが主な使い方になってくるんだろうけど、談合とか贈賄とかの場面でもすごい便利なんじゃないかな。


タイガー・ウッズがそろそろ復帰するみたいだけど、もう少し早くこのサービスがあればよかったかもしれない。


現在Blackberry等への対応も進めているらしい。これからの動向が気になる所。

(AppStoreへの直リンしか見つからなかったし、飛んだら自動的にiTune開いちゃうので貼ってません。
ホント使いずらいよねー)
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かっこいいプレゼンのデザイン(まとめ)

アメリカのサイトだが、coolなプレゼン資料の共有サイトを見つけた。

同様のサービスとしては、有名なSlideShareとかがあるが、自分はあんまり使ってはいなかった。
だが、新たに見つけたNote&Pointというこのサイトは、本当にかっこいいプレゼン資料がそろっていて、見てるだけでおもしろかった。

note&point

ぜひ参考に。


追記)
検索エンジンからの当記事へのアクセスが多いので、自分が知ってるor使ってる便利なプレゼンツールをまとめてみる。


プレゼンテーションを助けるお役立ちツールまとめ

・人のスライド系

SlideShare
note&point

SlideFinder
プレゼン資料/スライドが単語で検索できる。日本語も可。

Free Picture and Text Effects for PowerPoint
Microsoftによる、PowerPointのスライドセットコレクション。150種類以上あって、結構かっこいいやつが多い。無料でダウンロード可能。



・スライド作成ツール

Prezi
オンラインのプレゼン資料作成ツール。
遊び心満載の革新的な資料が出来る。どんなものかはHPの動画を見るのが一番。
特徴は、”動き”。フローやズームなどが思いのままに可能。
パワポのプレゼンに飽きた人、聞き手にインパクトを与えたい人は、必見。

Cacoo
チャート図やネットワーク図がドラッグ&ドロップで簡単に作れるWEBアプリ。
最初に無料会員登録が必要。アイコンやクリップアートが豊富にある。


・画像取得
cyclo.ps
Royalty freeの画像が検索できる。色々な画像サービスを横断検索。

iStockphoto
画像集。要会員登録。

corbis images
同上。


・お勧め書籍

<必携>
マッキンゼー流 図解の技術
チャートの作り方、使い方。

マッキンゼー流 プレゼンテーションの技術
プレゼンテーションの仕方、資料の作り方、心構え。
冒頭の「聞き手のための権利宣言」が秀逸。本質をついていて◎。

<役に立つ>
ロジカル・プレゼンテーション―自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」
資料のストーリーの作り方が詳しく書いてある。

プレゼンテーション Zen
プレゼン本としては斬新。
当記事のテーマである、かっこいいプレゼンとはこういう事。



順次、加筆・修正していきます。
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日記

風邪ひいた・・・

のど痛いー


結局あんまり頭回らなかったんで、映画見てた。

「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」
当時からイマイチ評価は伸びなかったんだけど、個人的には凄く好きな映画。
今回で3回目かな。
ニコ動で見れるし。

あのEDの深さは若いうちはちょっとわからんよ。

それでも生きていかなきゃいけないって事だよね。
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今日考えた事。

「責任を持つ」って、どういう事なんだろう。

自分の人生に対して。
他人の人生に対して。

地に足をつけて、生命の躍動を感じながら毎日を生きている人を見ると、純粋にうらやましい。

そういう人達だけが認知できる、ある種の”重さ”があると思う。

その重さを感じ取れる人だけが、色々なものに対して責任をもてるんだと思う。


それが感じられない事は、現代人を蝕む病理なんじゃないか。
「死に至る病」の、より低次の概念としての「生に至らない病」。

現実が、両の手からすり抜ける。


なにか二流の演劇を見ているような、決して実際の出来事ではないような、傍観者的感覚。
埋まらない隙間。


圧倒的なリアルの中でしか生きられない人がいる。
それ以外の選択肢なんて、生まれる前から与えられていない人たちがいる。


そこに輝く溢れんばかりの生は、多くの犠牲の上に成り立つ事は重々承知の上。
でも、それをうらやましく思ってしまう自分がいることは、隠せない。


生まれた瞬間、全ての人は平等に現実だ。
成長過程において、根源的な生への欲求や現実への回帰の方向性が定まってくる前から全ての基本的要求が充足される事で、精神世界の外向きの拡張は抑制される。


世界を動かしていくのは、成熟した”大人”ではなく、客席で惜しみない拍手を送る”観客”でもない。


目を輝かせて未来を見つめる”子供たち”は、無限の可能性を持っている。
そんな彼らだけが、あらゆる人生に対して責任を持つことが出来る。
自分の足で立ち上がり、歩き出す事が出来るんだろう。



マズローの欲求階層は、なぜピラミッド型なのか。
その構造が暗示するのは、
「下がなければ、上はない」
という事実だけだ。

そう、生きるって、そういう事だよね。





生きたい。
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ヘルシア緑茶の苦みの正体


ヘルシアスパークリングってうまいよね!

今更!!

結局のところ、カロリーがかなり低くてそれなりに甘い、至って普通の炭酸飲料なんだけど、健康っぽく感じてしまうから恐ろしい。糖類とかガンガン使ってるし、特に根拠はないんだけど。
カロリーって何なんだよって感じだよね。


それはさておき、これまた最近よく飲むヘルシア緑茶。



ちょー苦いやつ。

脂肪を燃焼しやすくする。
トクホ。
高濃度茶カテキン。
健康。

皆大体こんなイメージを持ってるかと思う。


ここで1つ質問。

ヘルシア緑茶って、何でこんなに苦いの?

茶の濃度が濃いから?
なんか凄い健康にいい成分が入ってるから?

どっちも不正解。


茶の苦み、これは主に緑茶に含まれる茶カテキンという成分によって生じる渋みが主要因。

そして、この茶カテキン、実は前述のヘルシアスパークリングにも高濃度のものが含まれてる。
それでも、こっちは全く苦みがない。

なんで?

実は、花王は既に、茶カテキンの渋みをほぼ完全に無くす特許を取得してる。

つまり、苦みなんて、消そうと思えばとっくに消せる技術力を持っていると言う事。

ではなぜ、ヘルシア緑茶はこんなにも苦いのか。


答え:わざと。
意図的に苦みを残してるor通常より苦みを増している。


その理由は簡単だよね。

苦い方が、健康そうに感じるから。たぶん誰しもが。


花王のマーケティングは、功を奏していると考える。
この苦みが無かったら、恐らくは、ここまでのヒットはあり得なかっただろう。

悪い言い方をすると、これは一種のトリックで、消費者をだましているという例だろう。
苦みの部分には、生理学的な付加価値は付いてないから。

でも、その戦略は正しかったし、そのトリックに気付かない消費者は、それで幸せだろう。

プラシーボ効果を過大評価する言説には飽き飽きだけど、健康になるという精神的な満足感は支持したい。


企業がこういう戦略を取ることは結構あるし、消費者がだまされてる例は目を凝らせばいっぱい見つかる。

なかなかおもしろいよね、こういうの。
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"水の流れの音と梢のそよぎに寝かしつけられるようにして、ぼくたちは眠りに落ち、そして、世界が若返った夢を見るのだ。"
- J 「ボートの三人男」
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